今回は現在のお話になります。ブログを過去から順に時系列的に現在につなげたいのですが、どうしてもつらくなってきたらここに吐き出すことにします。
宿題をやりたくない原因
自閉症スペクトラム児のタカ君は現在小3なんですが、最近宿題をやりたくないと言い出しました。原因はいくつかあると思います。
宿題の量は適切か?
宿題の量はそれほど多くないと思います。国語の教科書2ページほどの音読、漢字ドリル1ページ、算数の10問くらいの小さなプリント一枚。だいたいこんな感じです。
宿題をやる時間はあるか?
家に帰ってきてからご飯まで2~2時間半はあるのでじゅうぶんあります。
宿題の難易度が適切でないのでは?
難易度に特に問題はありません。
本人の主張
なんでも、本人の主張では漢字が難しいというのです。しかし、記憶力だけで乗り切れる漢字は大得意なのでこれも腑に落ちません。よくよく聞いてみると…
漢字がうまく書けない!「とめ」や「はらい」がうまくできない!変な形になってしまう!
発達障害児の1かゼロか思考がマイナスの方向に働いてしまっているようです。
ちょっとうまくいかない → じゃあもう全部やーめた!
になってしまうのです。
タカ君は漢字に異常なほどのこだわりがあり、漢字ノートに漢字ドリルを写すことに全神経を集中しています。そして、漢字辞典を出してきてひとつずつ調べ、書き順やとめはらいの注意点などを細かく調べ、すべてを正確に写し取らなければ気が済みません。
そのため、まあ15分もあれば済むであろう漢字ドリルが2~3時間かかることはザラなのです。しかし、三年生も前半を終えようとしている今、難しい漢字や画数の多い漢字も多くなってきており、そのようなこだわりを持っていては何時間かかっても終わりません。そのため宿題自体をすべてやりたくなくなってしまってきているのです。
夫の横やり
平日はヒーコラ言いながらなんとかこなせても、金曜日に出る土日用の宿題をやらせるのがこれまた困難で…原因の一つは夫です。
私が宿題をやらせようとすると、夫がまあ明日やればいいじゃないかと止めに入りますが夫がやらせることもないので、結局日曜日の夜までかかってしまうことになります。
せっかく何時間もなだめすかしてようやくやる気になったときも、夫がひとりで位置型スマホゲームをやるのが寂しいためわざわざ宿題を中断させてタカ君を外に連れ出してしまいます。そりゃ子どもは宿題よりスマホゲームがやりたいですから、宿題なんて放り出してしまいます。ただでさえタカ君の視力が落ちてきているのでスマホをやらせるのは控えてほしいとお願いしているのに…
そして、晩御飯になってもまだ宿題をやっているので「いつまで宿題やってるんだ!片付けろ!」と怒鳴って片付けさせ、無言で3分で晩御飯をかきこむと自分の部屋へ引きこもって酒浸りでテレビを見てます。
こっちは死ぬ思いでなんとか宿題を始めさせる準備を整えたのに…
どれだけ文句を言っても
お前のやり方が悪いんだ!この子は障害じゃない!
はあ?それならお前が全部やらせてみろよ!!
妹の横やり
妹のアヤちゃんは年長さん。テレビも見たいし人形遊びもしたいお年頃。宿題をしている横で遊び始めるので、タカ君も気が散ってしまいます。
ならタカ君を自分の部屋でひとりで勉強させたらいいのではないか?
しかし、タカ君は一人ではまだまだわからないところがあります。わからなくなったらパニックになるので、わからなくなったらすぐ私が教えられるようにリビングで勉強させています。そのため、妹のアヤちゃんにもものすごく我慢させています。アヤちゃんはお兄ちゃんの宿題が終わるまで二階でひとりでDVDを見ているのです。
何をやってもダメ…
さっきも、なんとかなだめたりすかしたりして宿題をやらせようと試みたのですが、結局夫の妨害にあってしまい、心が折れてしまいました。自閉症スペクトラム児はテレビを突然消すのでさえパニックになることもあるので、家電ひとつ消すのも常に細心の注意を払って自尊心を折らないように生活しています。
前述のように宿題はリビングでさせるので、私の大好きな音楽をかけることもせず、大好きな音楽のDVDや録画したドラマを見ることもせず妹にも我慢をさせて、家事をしながらつきっきりで毎日2時間宿題(はっきりいってふつうの小3には超簡単な内容)を見ているのです。
でも全然やってくれなくて、一時間もかけて準備を整えてせっかく本人がやる気になったら夫に邪魔されて、うっすら涙が出てきてしまいました。
夫の言い分は
小学生の勉強なんて大したことないんだからすぐ取り返せるだろ!
いやいや、それって健常の人の場合ですよね?この子は歯を食いしばって人の何倍も努力しないとついていけないんだよ!まだ認めない気か?
お願いです!夫さん邪魔しないでください!タカ君は宿題をどうかやってください!
って泣いて土下座しそうになりました。私も疲れているのかもしれません…
一度、宿題の量について先生に相談してみようかな。
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