この話は前回の続きです。できればこちらをご覧になってからお読みください。
ママさんの家に集まれた理由
保育園ママの自宅のアパートで行われるお茶会みたいな悩み相談会みたいな集まり。それは2、3か月に一回くらい行われました。そのたびに先生っぽい人が二人来て、子育ての悩みの相談に乗っていました。そこには同じクラスの他のママさんもいつも5~6人くらい来ていました。
タカくんが通っていた保育園は、数年前までは幼稚園の代わりとして働いていなくても入れる保育園だったので、保護者のほうも専業主婦や、やっていても内職や週2~3日の短時間アルバイトみたいな人が多く、そうやって平日の昼間に集まることもそこまで無理な話ではありませんでした。
みなさんの悩みは私からするとうらやましいレベル。私の本当の悩み(息子が自閉症)はヘビーすぎて人に言うことはできませんでした。
いつか詳しく書こうと思うのですが、周りにタカくんの障害をカミングアウトするメリットとデメリットを考えたとき、デメリットのほうが大きい気がしたので、その会で障害の話はしませんでした。(年中になって発達支援センターから転園して来たことは皆さん知っているので、言わなくてもバレバレではありますが)
新たなお誘い
コミュ障の私は保育園ママさんたちに馴染みたくて、いつもその集まりに参加していました。ほかの人は来たり来なかったりという感じ。そのうち、別の集まりにも声をかけられるようになりました。
こんど、隣の市の〇〇公民館でこの人たちの講演会があるんだけど来ない?
う、うーん、貴重な土日をつぶしてタカくんとまだ小さいアヤちゃんを夫に預けて割と遠い隣の市まであんまり興味ない講演を聞きにいくのはちょっとな…
そんなわけでずっとそれは断っていました。すると今度は
平日なんだけど、隣の市であの子育て勉強会があるの。車でいっしょに行きましょうよ。帰りは皆でランチでもしましょう。
そ、それなら行かせていただきます
「普通のママ」への強いあこがれ
私はコミュ障でもともと友達がいなくて、それなのに縁もゆかりもないこの田舎に引っ越してきて、子どもは自閉症でずっと親子通園で発達支援センターに通っていたので、ママさんとランチというのは甘美な誘惑でした。一度そういう普通の体験してみたかったんです。保育園の参観日が午前中で終わる日に、連れ立ってランチに出かけるママさんたちをうらやましく横目で見ながら、ボッチが目立たないようにコソコソ帰っていましたから…
そんなこんなで、その人たちの主張や活動内容ではなく、ママ友やランチへのあこがれから、誘ってきたママさんの自宅のアパートの会合よりも一歩すすんだステージに進むことになったのです(つづく)
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