まだ1と2を読んでない方はそちらから読むことをおススメします。
今までと違う集まりに行くまで
今まではあるママさんのアパートの一室に集められて、同じ保育園のママさんたちとお菓子を食べながらおしゃべりするだけでした。しかし、ことあるごとにこんな集会があるよ、こんな講演会があるよと誘われ、断り続けるのもなんか悪いかなと思ってしまうようになっていました。
同じ保育園ママでなんとなく警戒していた人たちは「仕事が忙しいから」という理由でだんだん来なくなっていたと思います。悪いことに、私はそのときは仕事をしていませんでしたので、子どもが保育園に行っている間に催されるその集まりに断る理由もありません。
気軽に子育ての悩みをみんなで話しましょうよ!
と言われると、同じ保育園で近所に住んでいるだけに
いや別にいいです
とも言いづらく…
渡された講演会のチラシの主催者の団体名をググってみても、特になんの怪しい情報も出てきません。なので、その公民館で行われる集まりとやらに行ってみることにしたのです。反社会団体なら公民館は会議室を貸してくれないはずですからね。
いざ新しい集まりへ
その集まりの場所は隣の市の公民館の一室で、私の住んでいるところからは車で一時間ほどもかかる場所にありました。知ってる人はアパートママさんしかいないので、いわばここでは私はアウェイ状態なわけで、ちょっと緊張しました。
まずは参加費を支払わされます。
え?お金払うの?聞いてないんだけど…来なきゃよかった
などと内心思っているうちに、その集まりは始まりました。最初に名前を書かされたのもちょっと嫌な感じでした。
話を聞いていると、ほかのメンバーはそこに数年通っているような方ばかりでした。
皆さんそれぞれ家庭の悩みを抱えている方たちで、家庭内暴力、不登校、夫との不和等、とんでもなくヘビーな内容ばかりです。それに対して、座長の偉い人が答えていくみたいな形式でした。言い方は悪いかもしれませんが、あの海外ドラマでよくある、なんらかの中毒者が自助グループで自分の罪や状況を告白するワークショップのシーンみたいな感じですね。
あることに気づく
私も促されるままに自分の子育ての悩みを話しました。しかし、前にも書きましたが同じ保育園の保護者の方に障害名を明らかにするのはメリットが少なく逆にデメリットが多いと感じていますので(なぜかはまた別の機会に)ここでも「言葉が遅い」「友達がいない」ということだけを話すことにしました。
その後、新参者の私は、そこにいるベテランの方々が持っている教本みたいなものは持っていないので、貸してもらうことになりました。そのとき、あることに気が付いたのです。
この出版社の名前…!!私は知っている!!
私は大昔、マイナーながらも一定の勢力を持つ怪しい集団に染まってしまった友達を助けようと奮闘したことがあり、結局失敗してしまいました。そのときその団体についてかなり勉強したのですが、まさにその団体が出していた出版物だったんです。知らなければ出版社名だけではわからないと思います。しかし、出版社名をググれば必ず団体名は出てきます。
そうか、出版社名や本のタイトルでググられないために、アパートの集まりでは断片的な内容のコピーを配っていたんだ
公民館に申請した団体名も講演会のチラシに載っていた団体名もカモフラージュ用のものだったんです。どんなにいいことを言っていても、出身母体を隠さなければ活動できない団体を私は信用することはできません。
その後は適当に話を合わせ、誘われた時は「私は人と話すことが苦手すぎて緊張してしまうからつらくて」(まあ本当のことですけど)と言って断ることにしました。そして、波風を立てないようにアパートの近所のママさんたちが来るお茶会だけは義理で参加することにしました。
今回の教訓:悪魔は善人の顔をしてやってくる!大人になってからやたらなれなれしく急速に距離を縮めてくる人には気をつけろ!
おまけ:アパートの集まりでママさんたちの様々な悩みを聞きましたが、一番印象に残っていたのが「うちの子はずっとどんな集団でもリーダーで周りに自然と仲間が集まってくるので、常に仲間をまとめる立場にいる。なので、早く挫折を経験してほしいですね」
あーそんなこと一度でいいから言ってみたい!(笑)
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