この前発達支援センター編は完結させたはずだったのですが、私は思考も多動で（笑）色々前後して思い出してしまうんです。なので、ちょっとだけお付き合いください。
パパさんたちはクセが強い
一般的に、母親が高齢だとダウン症、父親が高齢だと自閉症の出る確率が高いとちまたでは言われています。でも、発達支援センターで見る限りはそうでもなかったような気がします。たまーに20歳くらい離れた超歳の差婚の人もいましたが、だいたい30代くらいでした。
私個人的には、発達障害傾向のある人はコミュニケーションが苦手なゆえに結婚年齢が晩婚になりがちなので、結果的にもともと自閉傾向のある高齢の父親から自閉症が遺伝してくるのかなと思っています。
発達支援センターにママさんと交代で来ているパパさんもいましたが、たしかにママさんばかりで居づらいのもわかるんですが、療育が始まるまでずっと車の中でたばこを無表情で吸っている人とか、挨拶してもビクッとするだけで絶対挨拶を返してこない人とか、ちょっと変わってる感じのパパさんが多かったような気はしました。
キラキラキャリアママ
印象に残った人の中では、キャリアウーマンでとてもキラキラしてるママもいました。
そのママさんはとても美人でハキハキしている方で、上のお子さんを見せてもらったらママ似のものすごいイケメン。障害のある弟をとてもかわいがっているらしいです。
でも、その療育に来ていた男の子は、体がアンバランスに発育してしまう障害を持っていて、初めて見る人は驚いてしまうかもしれません。私も初めは正直びっくりしてしまいました。見慣れればなんともないですが。
そして、知的障害はないのに保育園には入れてもらえないそうです。なぜかというと、その子の体に合った設備がないからです。知的障害も無いし自分で歩けるのだからなんとかできそうな気がしないでもないですが、その子は体の一部分がまったく成長しないという障害で、身長もびっくりするほど低く、トイレ（届かない）や日常の生活が保育園では自立できないからとのことでした。
何年か経って街で見かけたのですが、体のアンバランスな成長もそれに伴う低身長もまったく変わっておらず、一生付き合い続けなければならない病気のようでした。
やはり見た目が特徴的なために周りからは奇異の目で見られていて、ママさんも肩身が狭そうにしていました。
その子自身は話をすると賢い子なのですが、知らないとそんなことわからないですもんね…こんな障害もあるのだなと考えさせられました。
自然派ママの後悔
もう1人印象に残ったママも美人でハキハキしている方です。療育に来ている息子さんはタカ君と同い年。
やはり就園年齢になっても幼稚園保育園に入れないタカ君たちのような子どもたちは、プレの年齢で来ている子たちよりも一段レベルが違うように感じました。田舎なので子どもの人口も各年齢1000人くらいしかいないので、その中の選ばれた10人ですからある意味1％のエリートなんです。
でもその子は施設に通っている子どもの中でも突出して難しい子でした。奇声、多動が特に激しく、さらに少しの刺激で気がたかぶってしまい、すぐ高いところに上ってしまうなど本当に大変そうでした。
一度そのママさんとお話をする機会があり、話の流れでなぜその子が障害を負うことになったのかポツリポツリと話してくれました。
実は、妊娠予定日を何週間も過ぎてしまって先生に陣痛促進剤とか帝王切開を勧められたんだけど、自然分娩にこだわってしまって…
その結果、お子さんは育ちすぎてとてつもない難産になり、結局途中で緊急帝王切開になったのですが出産事故が起こって息子さんに障害が残ってしまったというのです。
そのママさんはすごくハッキリものを言う人で、必要とあらば役所とも大げんかするくらいの肝っ玉かあさんなんですが、こんな悲しい過去があったなんて知りませんでした。
療育センターに通うママさんたちはみんなこのような悲しみや後悔などをグッとこらえて元気に振る舞っています。街で奇声をあげてしまったりしているのを見かけても、その子にはそうしなければならない理由があるのです。見たことがないとビックリしてしまいますが、できれば暖かく見守ってほしいものです。
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