発達支援センターの迷惑親子と弱気な私

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発達支援センター(3歳)

 我が町の発達支援センターは本当に充実していて、有意義な療育をめいっぱい受けられたと思います。しかしながら、親子通園で避けて通れないのがママ友関係。今回は、ママ友関係に悩んだ話をしようと思います。

 発達障害と遺伝の関係が取りざたされている通り、発達支援センターに通ってきているママさんたちにもだいぶ個性的な方がいらっしゃいます。モロに傾向ありの方から、言われないとわからないくらいの健常者に限りなく近い方まで様々。そのため、普段よりはしゃべりやすかったりするのですが、中にはどうしても気が合わない人もいます。

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個性の強いママさん

 そのママさんはいつもタカ君と同い年の4歳(年少の年齢)の長女、春ちゃんに怒鳴ってばかりです。療育で大勢の人がいるのにささいなことでヒステリーを起こして怒鳴りまくっていました。

 でも、春ちゃんは正直タカ君とかよりも全然知能が高くて、普通にコミュニケーションも取れるし、自然な世間話もできるし、本も読めるし、もちろん多動や奇声やパニックなどの一般的な発達障害の目に見える特徴もありません。療育教室でやっている「呼ばれたら返事をする」「椅子に座って話を聞く」みたいな訓練はレベルに合っていないのではないかと思えるくらいでした。

miki
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この子はなんでここに来ているのかな?なんでもできるし賢い子なのに。普通の幼稚園だって全然いけるじゃん?

 怒鳴るきっかけも本当にささいなことで、これだけヒステリー起こされたら、どんな子でも委縮しちゃうよなーって思っていました。ただ、よそはよそですし、その家の教育方針がそれなのだから、先生たちがなにか言わない限りはそっとしておくしかありませんでした。4歳という年齢で発達支援センターに来ているということは、はた目にはわからない何か重い障害があるのかもしれないですけど…

春ちゃんの執着

 しかし、徐々に困っていくことになりました。春ちゃんのママさんは自由活動の時間は絶対に春ちゃんと遊びません。ほかの療育ママさんたちと一心不乱におしゃべりしていて、一切春ちゃんとその妹を見ることはありません。たまに指導員の先生に「あそこで春ちゃんが〇〇していますよ」と言われてヒステリックに怒鳴るくらいです。

 すると、だんだんと春ちゃんとその付き添いの妹(2歳なりたてくらい)は、ボッチ気味だった私にターゲットを絞りました。私はアヤちゃんがまだ生後数か月くらいだったので常につきっきりでないといけません。ハイハイで大して動けるわけでもありませんし、油断すると他害児が殴りに来るので気を抜いてほかのママさんとおしゃべりに夢中というわけにもいきませんでした。

 春ちゃん姉妹は相手をしてくれないママさんのところには行かず、常に私のまわりにやってくることになりました。いつもヘトヘトで通園して、眠気をこらえてタカ君と赤ちゃんを見ているのに、その上別にタカ君とも親しくないママさんともしゃべったことない発達障害児と2歳の妹の相手までしないといけないなんて…当のママさんはママ友グループを作って大盛り上がり。私のことは見ないふり。

 指導員の先生に言おうかとも考えたのですが「自分の子どもは自分でみましょう」とかそのママさんに注意してもらったら、私がチクったとバレバレですし、気の弱い私はずっとその子たちの相手もしなければいけなかったのが辛かったです。はた目には女の子どうしで仲良く遊んでいるふうにしか見えなかったでしょうし。

北風と太陽作戦?

 そこで私は、春ちゃんのママさんと今より仲良くなれば、事態が改善するのではないかと考えました。たとえば、春ちゃんがどうしてほしいのかとか、何が苦手なのかとか教えてもらえればもう少しうまく対応できるのではないかと思ったんです。遠回しに困っているということも伝えられたらなおいいですし。

 そんな感じで、春ちゃんのママさんが一人でいるときにちょっと話しかけたり、困っていそうなときにさりげなく声をかけたりなど、ちょっとずつ距離つめ作戦を始めました。しかし、コミュ障の私に人間関係がそう狙った通りにうまくいくわけもなく…

 ある日、トイレで春ちゃんがすこし粗相(小が便器の外に少し出てしまった)をしてしまいました。(それでも、自分からトイレに行けるなんてこの発達支援センターの4歳児クラスではエリートです)それを見かけたので私は「先生を呼びましょうか?」と声をかけました。

 すると、春ちゃんのママさんが鬼の形相になり「ほっといてください!!」と私に怒鳴りつけ、固まる私を無視して「先生!!!!」と大声で怒鳴って先生を呼び始めました。

 それで、私もなんだかバカバカしくなりました。

miki
miki

なんで毎日神経をすり減らしてこんな人の子ども見てあげないといけないのよ。気が立ってたとしても、もう少し言い方あるだろ!もうシラネ!

 それ以来、その人と仲良くなろうとするのはやめ、かわいそうだけど春ちゃんの相手もやめました。もともと体力も気力もギリギリいっぱいでやってるのに、それに加えて感じの悪い育児放棄気味のママさんの子どもの相手なんて馬鹿らしくてやってられなかったんです。挨拶も最低限にとどめ、あんまり関わらないように過ごしました。

もう会わないからいいや?もつかの間

 最初は春ちゃんも執着してきましたが、私にあまり相手にされないことがわかると、別のボッチママにターゲットをしぼり、そちらに執着していました。結局相手をしてくれるなら誰でもよかったんでしょうね。結局、支援センターを卒業する日まで春ちゃんママが春ちゃんの遊び相手をするのは見たことがありませんでした。

 発達障害は親のせいじゃないとはよく言われますが、春ちゃんのなにかの生きづらさの半分くらいはママのヒステリーのせいなんじゃないの?なんて勘ぐってしまいました。だって、人のいる場所であれだけ怒鳴るんだったら、家ではどうしているのか想像つきますよね。

 結局、春ちゃんは卒業後は普通の幼稚園に行ったみたいです。地区も離れているしもう会うことないからいいや。

 と思ったのもつかの間、小学校の放課後デイサービス(下校後の障害児を見てくれる施設)でいっしょになってしまいました。そうなんです、発達障害児の世界はすごく狭くて、これから中学、高校、作業所、など進学するたびに同じメンバーで顔を合わせることになるんですよね。定型児と違って、進学したらどうせもう会わないからと、もめ事を起こさないほうが無難のようです…(汗)

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夫激務、両家両親遠距離、友達ゼロの高齢アラフィフぽんこつメタボADHDママが自閉症児を子育て中!

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