定型保育園児は天使か悪魔か?

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保育園(年中)

 すべての面で守ってもらっていた発達支援センター。そこで1年4ヵ月をすごし、年中から保育園に入園したタカくん。そこではセンターではいなかったコミュ強の子どもたちがたくさんいました。そして、決してその子たちに油断してはいけないということも知りました…

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タカくんの保育園でのカーストは最下位

 年中から加配(サポートの先生)付きでふつうの保育園に入園したタカくん。といっても精神的には一年以上遅れているうえに年度末ギリギリの早生まれでもあり4月生まれの子たちとは実質二歳は離れているような計算です。おとなしくて受動的で、運動神経は壊滅的に悪いタイプ。

 同じクラスに同じようなタイプの男の子はおらず、みんな「そんなことよりサッカーやろうぜ!」みたいなタイプ。男の子というのは、陰湿なイジメは少ない反面あっさりしていて、ボッチの子がいても「お前も仲間になろうよ!」みたいなおせっかいもしません。

 最初は途中から転入してきたということで物珍しさもあって話しかけてくれる子もたくさんいましたが、話すことといえばエコラリア(相手のおうむ返しや、その場に関係ないCMのフレーズ等)しか返せないタカくんにはだんだん誰も相手をしてくれなくなっていきました。

 そんなとき、とっても熱心にタカくんのお世話をしてくれる女子が現れました。とってもしっかりしていてハキハキ受け答えしますし、年よりだいぶ賢い子でした。

悪魔は天使の顔をして近づいてくる?

 その女子は降園後に園庭で遊んでいるときもタカくんの相手をしてくれたり、アヤちゃんをかわいがってくれたりしました。そのママさんもおとなしくて常識的な方です。

miki
miki

こんな優等生な子がいてうらやましいなー
タカくんもこんな子がそばにいてくれたら安心かな?

 なんてのんきに考えていた私が甘かったかもしれません。

 ある日、その女子が降園後に私の家に遊びに来てくれることになりました。お友達が家に来るなんて初めてだし夢みたいな出来事です。前に書いたように、うちの周りは私立幼稚園児たちに囲まれており、彼らとは精神年齢が違いすぎて遊ぶことなんてできませんでした。

 なので私は天にも昇るような気持ちになりました。

miki
miki

こうやって、少しずつ定型のお友達と関わらせてもらって、良い刺激をもらってタカくんの発達がうながされればいいな。それに、家にお友達が来るなんて普通の子みたいで夢みたい!!

 保育園に入園したことで、私が夢にまで見た普通の子育て。普通のお友達。普通の人間関係。それが少しずつ叶っていくのかしら。なんてとてもウキウキしていました。しかし、その夢はすぐに完膚なきまでに叩き潰されたのです。

優等生の裏の顔

 その日は家にその女子と年子の年少の弟もなぜか来ることになりました。それはちょっと引っかかりました。ほかの人たちはきょうだいがいてもあまり一緒には遊びに行かせてなかったからです。それに、年齢も性別も違うので遊びも違いますしね。しかし、そのときはあまり深く考えずにオーケーしました。

 そして、家に招き入れたとたん第一声が

女子
女子

わーきったなーい!なにこの部屋!?

miki
miki

え…

女子の弟
女子の弟

まじきたねえ~

miki
miki

そうか…そういうことだったのか

 そう、彼女たちはタカくんが好きだから来てくれたわけではなかったのです。発達支援センターから保育園にやってきた障害者のタカくんをその親をバカにするためにやってきたのです。そんなことにも気づかないでお菓子を用意してウキウキと迎え入れた自分が情けなくてふがいなくてバカみたいで…

 ちなみに部屋はきれいというわけでもありませんが、罵倒されるほど汚いわけでもありません。アヤちゃんがまだ二歳にもなっていない頃でしたので、すぐに色々ぶちまけてしまうという状況にあり、スッキリきれいというわけでもありませんでしたが。そのほかにも、ダメだと言った部屋にも二人で無理やり押し入り悪口ざんまい。出したお菓子も

女子
女子

えー私これ嫌い!他のはないの?

弟

何このテーブルきったねえ~!!

miki
miki

なんだよこいつら!もういやー早く帰れバーカ

 毅然と対応すればよかったのかもしれません。しかし、タカくんのお友達になってくれるかもしれないといういちるの望みと、この発言力のある女子に嫌われてしまってはタカくんのこれからの保育園生活、ひいてはその後に控える小学校生活(この時点ではまだ支援校、支援級などは決めていませんでしたが)において不利益をこうむるのではないか?などと考えてしまい、はっきりと叱ることができませんでした。でも、この女子はそこをたぶんわかっていてそのような言動をしていたと思います。

 その女子は保育園では本当に頑張り屋さんで明るくて、皆を仕切っていて、タカくんのことも気にかけていてくれたりしたので、こんな罠が待っているなんて思いもしませんでした。しかも、なぜか親しくもないのについてきた弟もこれまたクセ者…

 弟はその後保育園で口の悪さで数々のトラブルを起こし、ママさんが物陰で思い切り弟を殴っているのを見てしまったことがあります。結局小学校に進んでもトラブルはおさまらずママさんもヒソヒソされて孤立しているみたいです。

 こうして、初めてのお友達訪問はほろ苦い思い出とともに終わりました。

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夫激務、両家両親遠距離、友達ゼロの高齢アラフィフぽんこつメタボADHDママが自閉症児を子育て中!

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コメント

  1. ハマッコキョーチャン より:

    辛い思いをされましたね(T ^ T)
    その子達のお母さんは一緒に来なかったのですか?
    私は子ども達がそのくらいの年齢の頃は私も一緒にお邪魔していました。
    (下の子がお邪魔させていただく時には特に…)
    もちろん、上の子
    一人でお邪魔させていただくこともありましたけど…。

    基本的に同級生のお家にお邪魔する時は本人だけで、下の子は行かせませんでした。
    親しくなってから、そこのお家のお母さんに許可を得て下の子はお邪魔させていただきましたよ。
    それでも心配でしたね(/ _ ; )
    下の子はやんちゃな男の子でしたから…(;ω;)

    • mikimiki より:

      ママさんは忙しいかたですので一緒には来られませんでしたね。
      家を買ったとたんにパパさんがお仕事を辞めちゃったらしくて
      子どもにかまっている暇がなかったみたいです(;´Д`)
      初めて来てくれたお友達がこんなふうだったので未だに誰かが家に来るのはかまえてしまいますね。

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