前回、MRSA菌という聞きなれない菌に感染していることが判明した妹。町医者の小児科の先生は「気になるようなら大きな病院の整形外科を受診してくださいね」と言うのですが…
腫れが引かない
一週間分の抗生物質と塗り薬をもらって、これで一安心と思っていました。ですが、足の指の腫れは一向に引きません。火曜日は保育園の療育教室、水、木曜日は発達支援センターに通う私たちには、あまり自由な時間がありません。それに、このあたりで一番大きな市民病院は平日の午前11時までに受付をしなければならず、大変混んでいて何時間も待ちます。多動の長男と生後9か月の妹を連れて一人で何時間も病院の待合室で静かに待つことは至難の業です。
頼みの綱の一時保育は常にいっぱいで、一か月前から予約を取らなければならず、それも先着ですぐ埋まってしまうので急には取れませんから、思い立ってすぐ長男を預けて病院に行くこともできません。
一応ファミリーサポート(地域の方が短時間で幼児などを安く預かってくれる地域的サービス)にも登録しているのですが、私が相貌失認症なため、面談させてもらってとても良い方ばかりだったのですが顔がどうしても覚えられず、利用がためらわれていました。
先生もそんなに深刻な感じじゃなかったし、抗生物質も飲んだし、この子も痛くもかゆくもないようだし、もうちょっと様子を見てもいいかな…
なんて悠長に構えていたのですが、いかんせん腫れは引いていきません。意を決して、スケジュールを調整し、多動の長男も連れて市民病院を受診することにしました。
市民病院のスタッフがあからさまに嫌な顔
田舎の市民病院といえば地域医療の中核ですし、患者はやはりご年配の方が多く、症状も深刻な方が多いのでしょう。そこに私たち親子三人はちょっと場違いな感じがしました。町医者の小児科の医師に「整形外科を受診してください」と言われたため整形外科にやってきたのですが、いきなり看護師さんが非常にいやな感じで問診してきます。
この看護師さんの言いたいことを要約すると「こんな足の指の腫れくらいで市民病院にコンビニ受診しにくるなんてこのバカ母!整形外科じゃなくて皮膚科に行けよ!」ということみたいでした。
そうは言っても、私も理由はわからないけど小児科の先生に整形外科に行けと言われたんだし…でもだんだん自信が無くなってきました。
「MRSA菌というものに感染していると言われたんです」と説明したものの、看護師さんは「何言ってんだこいつ受診科を間違ってるだろ」というような厳しい目つきをしています。よくあることなんですけど、私は気が弱くてオドオドしているタイプなためか人のストレスのはけ口として使われやすく、すぐ知らない他人に怒鳴られたり不当な扱いを受けたりバカにされたりしてしまうのです。このブログも独学で立ち上げたので知的にはとりあえず問題ないと思うのですが、担当の保健師からは知的に問題ありと所見されたりもしました。
そしてついに多動の長男をなんとかなだめながら何時間も経ってようやく私たちの受診の順番がやってきたのですが、医師の先生がさっきの看護師以上のイライラ戦闘態勢モードで診察してくるのでした…(つづく)
コメント